統計検定 1級 過去問 解答/解答例と解説
2017年11月26日 (日) 試験

統計応用 問4 [5]

設問の要約
  • 方法 (i) と方法 (ii) の 優劣を論ぜよ

解答例

方法 (1) と方法 (2) で同数の乱数を生成した場合,方法 (2) による推定値の分散は,方法 (1) による推定値の分散の 1.71倍となる.よって,方法 (1) の方が精度の良い乱数を生成することができるといえる.もし,方法 (2) で方法 (1) と同精度の乱数を発生させるには,1.71倍の数の乱数を生成する必要がある.

しかし,方法 (1) はベータ分布に従う乱数を生成させなくてはならないことから手間がかかる.一方,方法 (2) は一様乱数を発生させることから手間はかからない.