第1講 確率と確率変数

相関係数

ピアソンの積率相関係数は,

rXY=Cov[X,Y]V[X]V[Y]=i=1n(xix¯)(yiy¯)i=1n(xix¯)2i=1n(yiy¯)2
単に相関係数といえば,ピアソンの積率相関係数を指す.

ここで,1rXY1 となることを示す. シュワルツの不等式より,次の式が成り立つ.

{i=1n(xix¯)(yiy¯)}2(i=1n(xix¯)2)(i=1n(yiy¯)2)
これより,
rXY2={i=1n(xix¯)(yiy¯)}2(i=1n(xix¯)2)(i=1n(yiy¯)2)1
よって,
1rXY1